あまり知られていないかもしれませんが、こころの問題とダイエット、
これがなかなか関係があるようです。
たとえば、ダイエットがどうしても続かない。どうしても食べてしまう。
その原因がこころにあるとしたら、カウンセリングで効果があらわれても不思議ではありません。
ダイエットが続かない原因を探る、どうしても食べしまう、そんなお悩みで実際にカウンセリングの受けられた方の事例をいくつかお話ししますね。
彼女はどうやら完璧を求めるタイプ。
ダイエットをしようとはじめてみても、友達との付き合いや会社の飲み会などで一度自分の決めたとおりに食事ができなかったらすぐに嫌になってしまうようでした。
人間そんなに完璧にやれるわけがありません。
それではダイエットが続くわけもないし、ただでさえ完璧主義の彼女のストレスは増える一方。完璧に出来なかった自分を責め、そのストレスからか彼女はさらに太ってしまいました。
・・・がんばっているのに、これでは逆効果です。
そういえば、こんな方もいらっしゃいました。
彼女は常にダイエットをしています。
家にはさまざまなダイエット食品やグッズが山積み。ダイエット方法がまったく定まらず、そんな言葉があるかどうかは知りませんが、ダイエットジプシーといったところです。
運動、食事、睡眠、リラックス、エステ、アロマ、そのとき流行り○○ダイエット、びっくりするほど詳しいのにいっこうに効果は現れません。
それもそのはず、どうやら彼女は人に流されるタイプ。
友達から「あれがいい!」聞けばそれはいいと試してみる。テレビであこがれているタレントさんが使ってると聞けば「そっちのほうが自分に合っているかも・・」と思い直し作戦変更。そんなことをずっと繰り返していては効果が出るひまがありませんね。
・・・素直な人なんだろうなーと思いつつも、ちょっと気の毒です。
また、こんな方もいらっしゃいました。
「痩せたい」と思いながらも、なぜか常に口が動いている。
そう・・常に食べているそうなのです。くせのように勝手に手と口が動く。そんなことをおっしゃっていました。
いやいや、そんなことはないですよー。勝手に手と口が動くなんて無責任な!笑。
ちゃんと自分の意思で手と口を動かして食べているのです。
「自分でやってるんですよ」
そんなことをお話しすると彼女はびっくりされていました。
でもでも、自分でやっているから自分でやめられるんです。
何のために食べているのかがわかれば後はその原因を探るだけ、彼女の場合「普段あんまり感じることのない」不安感が原因でした。
「普段あんまり感じることのない」というのはどういうことか。要は、食べている間はその不安感を感じなくてすんでいるようなのです。言い換えれば、不安感を感じないようにするために食べているのです。
ということは、不安感のもとがなくなれば食べる必要がなくなるということになります。
そんなカウンセリングを行った結果、彼女のいう「勝手に手と口が動く」行為(笑)はなくなりました。
あまり知られていないこころとダイエットのからくりですが、
知っている人はけっこう上手に利用されているんですよー。
あ、ちなみにダイエット。
わたしは野菜を食べるためになるべくお弁当を持っていくようにしています。
わたしのお友達のダイエット日記です。
ぜひご参考になさってください。
●クセノス裕美のdietカフェ
http://hiromixenosrecipe.blog38.fc2.com/
50代 女性
私は再決断療法のカウンセリングを受けてダイエットに成功しました。
食べ過ぎてしまうということは心の満たされないもの(不安)を食べ物で埋めようとする行為ですと教えていただき、たくさん食べてしまうとホッとする気持ちと、また食べてしまったという自己嫌悪に陥る気持ちがあったことに気付きました。
そして、悲しみやさびしさと向き合った時、体重が減り始めたのです。
安心体重減少が一度に2つ手に入り、”一粒で二度おいしい”という気分です。
今年は何か新しいことにチャレンジしようかな・・・