生理前や生理中に、吹き出物やむくみ、体重の増加、顔色がすぐれないなどを訴えを聞くことがよくあります。この期間になんらかの症状が出ている女性は、全体の90%以上だというお話しも聞いたことがあります。
せっかく外側から気をつけても、自分の体そのものの調子が悪いと、お化粧のノリが悪かったり、気になっている部分をカバー出来なかったり、気分まで落ちてしまいがちです。
体調だけではありません。
PMSや生理痛による、イライラ、落ち込みなどの気分的な症状。
こちらも「美しさ」を邪魔する大敵です。
綺麗に着飾っても、綺麗にお化粧しても、イライラのせいで表情も険しく、眉間にしわを寄せたようなお顔ではその美しさも半減です。
ここでは、その心理的な要因について少しお話しします。
実は、わたしもPMSや生理痛の症状はかなり重たいタイプでした。
わたしのPMSの主な症状は腰痛とイライラ、ひどいときは「私なんかいないほうがいいんだ」とか「女になんか生まれなきゃよかった」とか、とくに何があったわけでもないのに憂鬱で、ひきこもり気味になったり、ついいつもより厳しい口調になってしまったり、それをまた後から考えて気になって落ち込んで。
そんなことを繰り返してました。
そして生理痛のほうはもっとひどく、主な症状は腹痛なのですが、薬がないとのたうちまわるほどの状態でした。薬を飲んでも痛みは消えず、夏でもおなかと腰にカイロを貼って(夏はなかなか売っていないので、買いだめしていました)仕事をするぐらい大変でした。
そして今、この症状はほとんど出ていません。
おそらく心理的なものの影響なんじゃないかなーと思います。
私は「生理痛を治したい」という契約でカウンセリングを受けるということはしていませんが、あるカウンセリングがきっかけでPMSも生理痛もほとんど気にならなくなりました。
あるカウンセリングとは何か?
そのカウンセリングは「自分が女性であることを受け入れる」というものでした。
(※禁止令で言えば「女性であるな」です。詳しくは「禁止令」のタブをクリックしてください)
今考えると、女性であることを否定しているわけですから、女性の象徴ともいえる生理の期間に不快な症状がを伴うのは当たり前かもしれませんね。でも当時(29歳くらい)のわたしはそんなこと考えてもみませんでした。
というより、考えたくもなかったのかもしれません。それを考えること自体が女性性を認めることになるからです。
そのころのわたしは今よりもしっかり者で、とてもボーイッシュでした。
ボーイッシュっていうと聞こえはいいのですが、今になって振り返るとなにかと男性に負けないようにと意識をして強がっている感じ。女だからってバカにされないように必死でした。
当時はかっこいいつもりでしたが、ちょっと不自然だった気がします。
どうしてそんな風に考えてしまうのか?
その答えは、わたしが女性という性を否定しているところにあったようです。
そのカウンセリングで、
「バカにする人はすればいい!わたしは女性に生まれたことを誇りに思う」というふうに自分を受け入れ、こころからそう思えるようになったとき、私のPMSや生理痛の症状はなくなったような気がします。今では薬を飲むことなんかありませんし、生理前に大きく肌荒れを起こすこともなくなりました。
PMS・生理痛・不妊には同じような共通点があり、このほか「成長するな」「セクシーであるな」などの禁止令の影響も大きいような気がします。
わたしの場合は偶然の産物でしたが、そのような変化があったという症例はほかにもたくさん出てきているので、多くの方に共通するつながりなのかなとも思います。
今まで当たり前だと思っていたPMSや生理痛がないだけで、1か月間とってもハッピーに暮らせますよ。
当たり前じゃないかもしれません。