カウンセラーのわたしが実践している、ちいさな暮らしの工夫です。
● なぜこんなことをやっているのか?
私は夫婦ふたりで1LDKの部屋に住んでいます。40㎡くらいあるのでいわゆるシングル用ではないのですが、部屋がひとつしかないというのは何かとストレスになります。
だって家にいるときはずーっと一緒のお部屋にいるんですよ。帰る時間や寝る時間が違うし、どんな時間に何をするかだって全く違う。なので、なるべくストレスを減らすようにこころがけています。
「だったら引っ越せばいいじゃーん」、そう思いますか?
そうですね。簡単に引越しが出来るんだったらそんな悩みはないわけです。
でもまあいろいろと事情があってここに住んでいるわけですから、そう簡単に引っ越すこともできません。
それともうひとつ。私はわりと忙しく仕事をしながら家事をひとりでやっています。
疲れている休みの日なんか、ごろごろしている主人を見ると「私だって働いてるのになんで私ばっかりやらなきゃいけないのよー!」ってイライラしてくることも。
これも何かとストレスです。しかし私以上に働いている主人に家事をさせる気にもなれません・・・。
どうでしょうか?
引越しをしたらストレスがなく快適な生活ができるのでしょうか?
主人が家事をしてくれたらストレスがなくなるのでしょうか?
きっと違います。
引越しをしたとしても、多分私は足りない部分を見つけてあれやこれやと不満をもつと思うし、主人が家事をしてくれたとしてもなんとなく悪い気がして素直に甘えることが出来ないような気がします。
だったら、今の環境をそのまま受け容れて、今のこの環境のままで快適に暮らせる工夫がないだろうか?
そんなところから小さく小さく始めてみた工夫です。
「環境は変えられない、だから中身や方法を変えて快適に暮らす。」
これは心理の世界と共通する考え方です。
「あの人が変わってくれたら・・」「なんでこうしてくれないの!」そう思っているうちは不満ばかりが目につきます。
そう、人のせいにしていては何も変わらないのです。
出来ることから取り入れて、心の中を楽にしてもっともっと快適に暮らしてみませんか。
●ちょっとラクになる考え方。
「しなきゃいけない」を「したい」に変える。
~しなきゃいけない(交流分析でいうCP)という心の状態はストレスを生みます。
~したい(交流分析でいうNC)は、ストレスの軽減(解消)に繋がります。
家事や仕事、人によっては趣味までも「~しなきゃいけない」状態でやっているとしたら
これは大変疲れてしまいます。
でもしなきゃいけないですよね。実際仕事はたくさんあるわけだし、やらなくて済むもの
なんてそんなにありません。
だったら、その「~しなきゃいけない」ことをやってるときの心の状態を「~したい」に
変えていけばいいんじゃないの?という考え方をもとに実践しています。